留学体験記

2022年度 セレクトターム留学体験記

M・Iさん

キャロラインチザムカレッジでの学校生活は今年の2月1日から始まりました。

初日はとても濃い1日だったのですが実は何をしたのかほぼ覚えていません。なぜなら、大きな校舎に1000人を超える大勢の生徒たちや、ものすごい迫力に感じた英会話、 みんなの背の高さなど、何もかも全てに圧倒されて頭が真っ白になってしまったからです。気を抜いたら今にも涙がこぼれてしまいそうで、まるで初めて来たビル街に1人きりでいるようなとても不安な気持ちになってしまいました。

何をどうしたら良いのか、次は何の授業があるのかもわからず、ただ1人で立っていたら同じ学年の3人の子たちが声をかけに来てくれました。本当に最初の1日目から沢山の方々に助けていただいたなと実感しています。

声をかけに来てくれた3人の中で、特に仲が良く学校で毎日朝から帰りまでずっと一緒に過ごしていたのはヘイゼルでした。ヘイゼルは身長が186センチもあるので、人混みの中でもはぐれずにちゃんと見つけることができます。今でもほぼ毎日チャットのやりとりをしていたり、2時間近くもビデオ通話をするほど、私が日本に帰国してからも変わらず仲が良い友人です。

キャロラインチザムカレッジでは鶏のほかにも牛やヤギなどのユニークで大きな動物たちが沢山飼育されています。生まれて初めて鶏に触りました。自然豊かな環境に囲まれ学校の一角には牧場のようなエリアも広がっていたというのが私にはとても珍しくてキャロラインチザムカレッジでの思い出の一つになっています。

私は中学校からこの東京純心に通わせていただいているのですが、実は私が入学を決めるきっかけになったものの一つがこのオーストラリアにある姉妹校への交換留学が行われているという点でした。けれども、中学の頃の私にとって英語は自分の苦手科目の一つでした。

中学の3年間はずっと一番下の習熟度のクラスで勉強をしていて be動詞ですらよくわかっていないほどでした。しかし、面白くて分かりやすい先生方のおかげで、今まで一度も英語を嫌いになることなく楽しく英語の勉強に励み続けることができました。

今ではターム留学に行くメンバーに選んでいただけるほどになりました。初めはどんなにうまくできなかったとしても、成し遂げたいという素晴らしい目標があればきっと達成できる、ということを実感する貴重な経験となりました。