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平和教育

純心の平和教育

すべての命を大切に

 「平和」とは「戦争がない状態」を指す言葉ではありません。「平和」は、日々の生活の中、とりわけ人との関わりの中で常に実現されるべきものです。自分との出会い、他者との出会い、社会との出会いのすべてにおいて、命を大切にする関わりがあって初めて、世界に本当の平和が訪れます。

 平和とは何か、戦争とは何か、知識として「知っている」人はたくさんいるでしょう。しかし、平和な世界を築くために「貢献できる人」は、たくさんいるわけではありません。私たちは「平和を願う」だけでなく、平和な未来に貢献できる人を育てるための平和教育を行います。

4つの領域

純心の平和教育には、4つの領域(戦争と人間・差別と貧困・異文化理解・政治と法律)があり、人間の尊厳が核となっています。

 

4領域

3つのステップ

純心の平和教育は、3つのステップ(出会う⇒学ぶ⇒行動する)に沿って、学びを深め、広げます。

01 出会う

学年活動

プロジェクトアドベンチャー(中1)

異なる価値観や考え方をもった仲間と触れ合い、ともに協力して問題解決に挑みます。他者を理解し、よりよい人間関係を築きます。

大田原民泊体験(中2)

農家での民泊体験を通して、農家の生活を知り、農家の方々と関わりながらよりよい関係を築いていくことを学びます。農業のやりがいや苦労を知り、日頃いただく食物を大切にする心を育みます。

プロジェクトアドベンチャー大田原

教科活動

老人福祉施設訪問(中1・宗教)

学期に数回「聖堂朝礼」があります。祈りの場である聖堂で聖歌を歌い、聖書の言葉に耳を傾けて神さまと対話します。

「アンネの日記」(中1・国語)

ナチスの迫害を逃れ、隠れ家で綴ったアンネの日記から、どんな状況でも、希望を失わず、人間らしく生きる強さを学びます。

マザーテレサ新聞(中2・宗教)

貧困や孤独のうちにある人々と関わったマザーテレサの生き方を学び、新聞形式でまとめます。分け隔てなく人に尽くす生き方について考えます。

マザーテレサ新聞

02 学ぶ

学年活動

八王子空襲(中3)

生徒と同じ年頃に戦争を体験された地元の方からお話を伺い、あたり前の日常を、突然奪ってしまう戦争の理不尽さに気づかされます。

長崎研修事前学習(高1)

高2長崎研修旅行の事前学習として、原爆に関するレポートを作成したり、戦争や平和をテーマとする姉妹校との交流会に備え、グループワークを行います。

八王子空襲

教科活動

ホロコーストから考える【講演「ハンナのかばん」】(高1・世界史)

ホロコースト教育資料センター代表石岡史子さんの特別授業を受けて、ナチスのユダヤ人迫害を題材に、差別や人権について考えます。

SDGsテーマ研究(高1・現代社会)

貧困や格差など、現代社会で発生している様々な問題の中からテーマを選定し、背景や現状を、文献資料などを用いて研究・発表します。さらに社会問題解決の方法を全体で議論します。

ホロコーストから考える【講演「ハンナのかばん」】高1現社発表

03 行動する

学年活動

長崎研修旅行(高2)

純心のルーツである長崎を訪れ、原爆遺構の見学、被爆者のホーム訪問、姉妹校との交流会などを通じ、平和について考え、発信します。

「憲法キホンのキ」(高2)

法律の専門家を招き、主権者となる生徒たちとって必要な憲法の基本を学び、立憲主義や人権、そこから派生する現代社会の問題を考えます。

主権者教育(高3)

選挙、男女平等、憲法など扱うテーマは年度により様々。ディベート等を通じ、主権者としての自覚を高め、平和の創造をめざします。

長崎研修旅行主権者教育

教科活動

ハンセン病を学ぶ(高3・宗教)

映画や資料を通してハンセン病の歴史や元患者の現状を学び、差別や偏見のない社会の実現のために何ができるかを考えます。

ハンセン病を学ぶ

学年を越えた活動


平和展参加(八王子市・平和展実行委員会主催)

純心における6年間の平和学習の取り組みを紹介しています。

東京ジャーミイ(社会科見学・全学年希望者対象)

イスラム教のモスク 東京ジャーミイ を訪れ、イスラム教徒の方々と交流する中で、異文化について学びます。

平和構築のための講演会(高校全学年)

平和のために現在社会で活動している人のお話を聞き、視野を広げるとともに、自らの生き方や平和との関わり方を考える機会とします。

<これまでの講演>
特定NPO法人 かものはしプロジェクト共同代表 村田早耶香さん
特定NPO法人 日本紛争予防センター理事長 瀨谷ルミ子さん

平和展参加東京ジャーミイ

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