[2027年度中学入試] マリア・マダレナ奨学金 入学生全員に付与

【なぜ今、私たちは「純心教育」を広げたいのか】
―「マリア・マダレナ奨学金制度」に込めた願い―
東京純心女子中学校・高等学校 校長 森 扶二子
東京純心女子学園の教育の核には、常に聖母マリアの存在があります。
創立者シスター江角ヤスは、生涯を通じて「マリア様のような子どもを育てたい」と繰り返し語りました。江角先生が理想としたマリア様の姿。それは、他者の心の痛みを自分のこととして受けとめ、その苦しみに誠実に向き合い、支え続ける方の姿です。
1945年8月9日、長崎。江角先生は、戦時下の工場で働いていた213名もの教え子たちを原爆によって失いました。その深い悲しみの中で、先生は生き残った者としての使命を、「亡くなっていった生徒たちのような、極限状態の中でも他者を思いやり、育ててくれた親に感謝し祈りながら立派な最期をとげた子供たち」のように、「マリア様に倣(なら)い、平和な未来を創る人を育てること」に見出したのです。
かねてより、この教育を日本の首都東京で実践することを切望していた江角先生は、50回もの上京を繰り返し、八王子の小高い丘の上に学校の地を見出しました。当時はまだ辺りに何もない長閑なこの土地を一目で気に入り、土地の所有者の方々を一軒一軒まわり、協力をお願いして歩いたその歩みは、あの子たちの命を無駄にしないという祈りと決意の現れでした。
現代という混迷の時代だからこそ、私たちは、他者の心の痛みがわかる人を、そしてその痛みを共に背負い、誠実に行動できる人を育てたい。自分一人だけの幸福を求めるのではなく、真理を求め、誰かのために心を砕く。この「マリア様に倣う心」こそが、不透明な未来を照らす確かな希望になると信じています。
私たちは、この純心の学びを、一部の人だけのものにはしたくないと考えています。その思いを形にしたのが、2027年度から設置する「マリア・マダレナ奨学金制度」です。
「マリア・マダレナ」とは、江角先生の修道名です。聖書に登場するマリア・マグダレナが、ひどい困難や周囲の無理解の中でも一途にキリストに従い続け、その復活の最初の証人となったように、この奨学金制度には「どんな時代にあっても真理を求め、平和な未来を創る人を育てたい」という、私たちの切実な願いが込められています。経済的な理由や環境によって夢を諦めそうになっている生徒たちを迎え、この教育を広げたいと願っています。
東京純心は、創立者シスター江角ヤスの、マリア様への深い信頼と祈りから生まれた学園です。私たちはこれからも、平和のために誠実に歩む「強くて優しい心」を育む教育に、邁進してまいります。
【マリア・マダレナ奨学金制度】
対 象:入学者全員
奨学金:授業料相当額
公的助成金と本学園独自の奨学金とを合せて授業料相当額となるように入学者全員に授与されます。
3月28日(土)実施の第1回中学説明会にて、
奨学金制度の詳細や本校オリジナルカリキュラムなどをお話します。
ぜひ、ご参加ください。
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